瀬戸内徳洲会病院
〒894-1507 鹿児島県大島郡瀬戸内町 古仁屋字トンキャン原1358-1 0997-73-1111

薬局

はじめに

当院の薬局では、「離島だからこそできることを見つけ、実践し、そして外に発信する」ことをモットーにし、業務に取り組んでおります。勉強会や学会への積極的な参加などを通じ、院内の他職種と連携を図り、薬の専門家として患者様に配慮した安心・安全な薬物治療を実践するため、日々自己研鑽に励んでいます。

薬局の主な業務

調剤業務

入院および外来の薬剤管理指導業務、持参薬鑑別などを行っています。患者様それぞれの薬歴を管理し「重複投与」「相互作用」などチェックしています
また、多種類の薬を内服している「ポリファーマシー」に関しては医師や看護師と連携を図り積極的に取り組んでいます。当院の患者様は後期高齢者や超高齢者が多く、多併存疾患(multimorbidity)や複数診療科受診などがポリファーマシーの引き金となっています。そこで薬剤師が介入することで、不要な薬や不適切な薬剤の減処方に貢献しています。
注射に関しては、「配合変化」や「投与経路」をチェックし、安全な投薬管理を行っています。

医薬品情報管理・提供業務

日々変わる医薬品情報を製薬メーカーや学会誌、インターネットなどより収集し、医師や看護師、または患者さんにニーズに応じた情報を提供し、医薬品の安全かつ快適な使用に協力しています。 薬局の根幹を担う重要な業務です。

医薬品管理業務

医薬品の発注や検収、在庫管理や品質管理は、主に薬局事務スタッフ3名が担当しています。月当たりの在庫の動向を調査し、季節的な変動や、特定診療科の予約診察、長期連休の医薬品消費予測などに基づいて、無駄のない発注調整を行っています。毎月末には、薬剤部スタッフ全員で院内全ての医薬品の棚卸しを行い、在庫量の把握と共に、期限管理、品質管理を行っています。

病棟業務

薬剤師がチーム医療の一員として、医師、看護師への医薬品情報の提供や病棟での医薬品管理などを行うことで、患者様個々の処方設計を安全かつ正確に行えるよう薬剤師活動の充実を図っています。
現在、病棟薬剤業務実施加算の取得を目指し、持参薬の管理や処方内容の監査や疑義照会、患者教育などを通じ、薬剤関連プロブレム(DRP)を抽出し、改善することで薬剤師が関わる病棟業務を拡大しています。

チーム医療参画

感染症対策チーム(ICT)

感染対策委員会の実働部隊として、医師、看護師、薬剤師、検査技師で構成されています。
週1回(月曜日)院内ラウンドを実施し、院内感染の発生防止や、耐性菌発生の防止などに取り組んでいます

医療安全チーム

準備中

栄養管理チーム(NST)(予定)

平成29年10月より稼働予定です。医師、看護師、薬剤師、管理栄養士で構成され、入院中の患者様の栄養状態の把握・改善を行います。今後は薬剤師がチームリーダーとしてチームをコントロールしていく予定です。

スタッフ紹介

副薬局長 宮坂 善之
出身 神奈川県
年 薬剤師免許取得   平成29年4月 着任
資格・認定等 日本医療薬学会認定・指導薬剤師
周術期管理チーム認定薬剤師
実務実習指導認定薬剤師
TMATインストラクター