当院は奄美大島南部に位置し、「加計呂麻」「請島」「与路島」の3島を有する人口1万人の瀬戸内町に平成11年10月に開設されました。年間を通して温暖な気候と自然豊かな青い海、白い砂浜がマリンスポーツやダイビングを愛好する方に好評です。
また、琉球と本土と両方の影響を受けた島の文化はとても神秘的で、シマンチュ(島人)の温かさやゆっくり流れる時間が心を癒してくれます。徳洲会グループにおいては『離島・僻地医療』の原点でもあり、離島・僻地医療を学びたいと全国から看護師が集まっており、島の生活を満喫しています。
平成24年に院内保育所を完備し、地元看護師の働きやすい環境づくりに努めています。
看護部理念
- こころに届く看護
- 地域のニーズに応える看護
基本方針
- 患者様の人権を尊重し心のこもった質の高い看護を提供します。
- 専門職として自覚をもち医療技術・知識の向上に努力し
患者様に安全・安心・信頼のある看護を提供します。 - 相手の立場をよく考えて行動しよいチームワークが図れるように努力します。
- 島の自然・文化を大切にして地域に密着した看護活動を行います。
- 笑顔を忘れず親切・丁寧に対応します。
外来
はじめに - 外来看護部の紹介
当院は救急認定病院です。地域で唯一の総合病院である為、救急の受け入れは昼夜問わず迅速に治療が行えるよう体制づくりができています。外来看護師のほとんどが地元出身者なので加計呂麻やこの土地ならではの事情に詳しく安心して受診できるよう援助させて頂いてます。ターミナルケアも24時間体制で実施しています。又、感染管理認定看護師やケアマネジャーの資格を持つ看護師もいますのでお気軽にご相談ください。
訪問看護
いつまでも、自分らしく暮らしていきたいから・・・
看護を必要とする方が、住み慣れた家で、より快適な療養生活が出来るように、医師と連絡を取りながら一人ひとりの状態に合わせた「看護」を提供いたします。
- 健康状態チェック(血圧・体温・脈拍測定等)
- 身体の清潔のケア
- 食事や排泄の援助
- 慢性疾患(糖尿病・高血圧・その他心身病等)の看護と療養生活の相談
- 採尿・床ずれ・その他の創部の処置
- 薬の正しい使い方の指導
- 療養環境の整備
- コミュニケーションの援助
- 終末期の管理
訪問看護を利用される場合は、主治医(当院)の指示書が必要です。お申し込みは、訪問看護又は、主治医、ケアマネージャにご相談下さい。
病棟
3階、4階で60床、10:1の看護基準です。診療科は内科、外科、整形外科が主で地域で完結できる医療を目指し、一人ひとりの患者様に合うよりよい看護の提供に努めています。地域の方が住み慣れた環境で安心安全に生活できるように、退院支援には力を入れており多職種共同で取り組んでいます。僻地医療を学びたいという熱い思いを持って島外から来た看護師や、徳洲会グループからの応援スタッフの力を借りながら日々忙しくも楽しく働いています。離島だからできないではなく、人と人とのふれあいを大切に『看護の原点』に立ち返れる場所です。限りある資源や人材の中で自分たちには何ができるのかを常に追求し看護の質の向上に努めています。
新人看護職員の研修年間計画
年間目標
- 社会人としての自覚を持ち責任ある行動をとる
- 組織の一員としての規律を守り役割が理解できる
- 指導を受けながら基本的看護技術が安全・安楽に実施できる
- 業務に関する事を上司や先輩に報告・連絡・相談できる
- 主体的に学習ができる
- 4月:社会人として自覚と責任を認識しながら職場環境に慣れる
-
- 社会人としての責任を認識し行動できる
- 施設の理念を理解し看護師としての行動ができる
- 配属部署の特性を理解し日常業務を知る
- 基本的看護技術の習得を目指す
*行動予定:病棟内のオリエンテーション、他部署ツアー、看護実践1名の受け持ち患者
- 5月:部署の業務を知る
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- 患者を一人の個人として尊重した対応ができる
- 安全な医療・看護の視点を持ち、必要時リーダー・指導者へ報告ができる
- マンツーマンによる看護実践
- 基本的な看護技術の習得を図る
*行動予定:他部署ツアー、看護実践2〜4名の受け持ち患者
- 6~8月:部署の業務を理解できる
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- 助言を受けながら看護実践が展開できる
- 自己の役割を理解しチームメンバーとしての行動ができる
- 機能別業務を指導を受けながら遂行できる
- 助言を受けながら行動・行為を振り返ることができる
*行動予定:他部署ツアー、6月→1〜2部屋の受け持ち 7・8月→1チームの部屋持ち
- 9~12月:日常的なことを相談しながら明確にする
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- 患者を受け持ち、看護実践をおこなう
- 優先順位を考えた看護の提供ができる
- 物品の取り扱いに関心を持つことができる
- 夜勤業務が遂行できる(サポートをうけながら)
*行動予定:9月→遅出業務の導入、医師指示の処理ができる
10月→外来業務の導入(救急外来を含む)夜勤業務の導入
12月→夜勤業務一人立ち
- 1~3月 :報告・連絡・相談をしながらメンバーシップを理解する。主体的に行動がとれる。
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- 助言を受けながら複数患者の看護ケアの優先度を考えて行動する
- 助言を受けながら自分の学習課題を明確にできる
*行動予定:1月→ケーススタディ症例の検討
3月→ケーススタディの院内発表
奨学金制度
看護師・保健師・助産師をめざして勉強する学生を対象に、就学期間中の学費の一部を徳洲会グループが負担援助する制度です。
対象
看護師・保健師・助産師をめざして勉強する学生を対象に、就学期間中の学費の一部を徳洲会グループが負担援助する制度です。
対象費用
入学金 授業料 学校運営協力費 実習費 その他必要と認められるもの
貸付限度額
月額5万円(実費がこれを超えない場合は実費が限度)
貸付期間
貸与することになった月から卒業する月の翌月まで
返済の免除
貸与した貸付金は看護師養成施設を卒業し、資格取得後、修学年限と同期間徳洲会グループ病院に勤務したとき全額を免除されます。ただし学校卒業後引き続き勤務するものとし、就業期間の算定には病院において看護師の業務に従事しなかった期間を除くものとします。
養成施設区分 | 貸付限度額 月額 (総額) |
貸付期間 | 返済履行期間 | ||
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看護大学 | 月額 50,000円 (総額 2,400,000円) |
4年 | 4年 | 修学年限と同期間勤務したとき 全額返済を免除 |
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看護師養成学校 | 3年 過程 |
月額 50,000円 (総額 1,800,000円) |
3年 | 3年 | |
2年 過程 |
月額 50,000円 (総額 1,200,000円) |
2年 | 2年 | ||
保健師養成学校 | 月額 50,000円 (総額 600,000円) |
1年 | 1年 | ||
助産師養成学校 | 月額 50,000円 (総額 600,000円) |
1年 | 1年 | ||
認定看護師養成学校 | 月額 50,000円 (総額 600,000円) |
1年 | 1年 |