新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が再度発令され、ウイルスの脅威や様々な影響に不安を抱えている方が多くいらっしゃるかと思います。
私も医療従事者の一人として、感染対策を念頭に置いた行動を意識しながら生活を送っています。
私は2019年3月末に大阪から奄美大島へ引っ越してきました。
今年の正月には、大阪にいる親戚・家族と会うことを予定していましたが、医療者・医療資源の少ない奄美大島にコロナウイルスを持ち込んではいけないという思いから会うことを断念しました。
奄美大島には、医療者・医療資源が都会と比べると乏しいです。
一人でも多くの人材確保に繋がればという想いで、瀬戸内徳洲会病院に来て、私がどのように感じたかをお話します。

大阪の夜景
私が徳洲会病院に入職したのは2007年。
看護師を目指すため、看護助手として働ける病院を探して看護師就職フェアーで大阪にある八尾徳洲会総合病院のスタッフに声をかけたのが始まりでした。
八尾徳洲会総合病院では、看護助手から看護師に至るまでご指導いただきました。
私事で一度徳洲会系列病院を離れてはいますが子育ての場として奄美大島を選び、母の生まれ故郷という縁もあって瀬戸内徳洲会病院で働くこととなりました。
奄美大島での生活は思っていたよりもトラブルはなく、家から10分もかからない所にスーパーもありインターネット環境も整備されています。
心配していた台風被害も2019年と2020年は少なく、土砂による道路被害があってもすぐに改善されるなど、この土地にはこの土地なりの解決方法が備わっています。

瀬戸内徳洲会病院に入職して、看護師経験の中では初めての外来担当となりました。
外来では出会ってすぐの患者様のトリアージや状態確認を行い、瞬時にアセスメントをしなければならないなど様々な疾患対応力が求められます。
経験を積んだ先輩方から、幅広くご指導頂けるので時々意見交換もありますが、視野を広げる楽しさが外来にはあると感じています。
外来勤務二年目の現在では、患者様から顔を覚えて声をかけてくださることも増えました。

この瀬戸内徳洲会病院と都会の総合病院の大きな違いは、患者様との距離感だと思います。
みんなが親戚のような、家族の一員のように声を掛け合います。
だからこそ、患者様の普段の状況の違いや異変に気付く事も多くあります。
奄美大島には自然豊かな環境もあります。
レジャーを楽しみに来られるスタッフも多くいます。
しかし、都会にはない人と人との繋がり・暖かさのある瀬戸内徳洲会病院にこそ本当の『看護』があるのだと私は思います。
離島医療に興味を持つ方がいましたら一度、瀬戸内徳洲会病院に見学に来てみてください。

