お久しぶりです。CEのMです。
離島移住してから2年。美しい海に癒されながら島生活を楽しんでいます。
個人的な話なのですが、この2年でいくつかの医療系の認定資格や「血液浄化関連専門臨床工学技士」という難易度の高い専門資格も取得でき、仕事においてもとても充実しています。
今回、そんな2年間の島生活、離島病院での仕事で良かったところ、大変だったところを簡単に書いていこうかなと思います。
【奄美大島・瀬戸内徳洲会にきて良かったこと】
・患者さん一人ひとりに多くの時間がつかえる
これは以前にも書かせていただいたのですが、離島の病院に来てから患者さんとベッドサイドでお話しできる時間が格段に増えました。
おかげで患者さんの体調の変化や抱えるストレスなどに気が付きやすく治療に携わっていく上で非常にプラスになります。
患者さん一人一人との距離感もとても近く、みんな気さくに声をかけてきてくれるのもうれしいところですね。
・癒される自然
やはり豊かで美しい自然に毎日触れることができるところですね。離島へのIターンを考える多くの方はやはりここに惹かれるのではないでしょうか。
本当に自然の色なのかと疑いたくなるような澄んだ青い海を、休日だけでなく出勤時や帰宅時にも眺められるのは最高の贅沢です。
さすが世界自然遺産の島。
・スーパー、コンビニがある。
コンビニやスーパーがあるため、日常生活ではほとんど困ることはないです。
移住する前は買い物などの日常生活で苦労すると思っていました(怒られるかもしれませんが、コンビニなんてないと思ってました笑)が、町の中心の古仁屋にはスーパーやコンビニ、ドラッグストア、その他多くの商店や食堂、居酒屋さんがあり美味しいご飯もたくさん食べられます。
加えて今はAmazon等で欲しいものが買える時代。想像していたよりもずっと快適な生活を送れています。
【奄美大島・瀬戸内徳洲会にきて大変だったところ】
いいことばかり話してきましたが、離島では当然大変なこともあります。
・在庫管理が大変
台風が来ると船が止まり、物流が途絶えます。
油断しているとスーパーには食料品がほとんどない状態にも…
仕事でもプライベートでも台風前には物品を確保しておく必要があるのですが、特に病院での仕事だと治療用の物品の在庫切れは文字通り死活問題になります。
また台風でなくとも悪天候で船が出なければ同様のことが起こります。大目に物品の確保ができればいいのですが、そうなると今度は保管場所の問題が。あまり大きな病院ではないので置き場所も少なく、いたずらに多く発注することもできません。
そのため在庫管理はとても慎重に行っています。
・交通費と移動の難しさ
私個人の話ですが、仕事や学会参加、プライベートで東京まで行かなければならない機会がそれなりにありました。
東京羽田までの飛行機代は時期にもよりますが、往復で4~10万円ほど。
また、飛行機や船は台風などの悪天候で欠航することも多く、遠出の際は予備日なども考慮しないといけないですね。
台風シーズンでは予定通りにいかない事の方が多い印象です。
・不正確な天気予報
島の天気予報はほぼあてになりません。降水確率0%でも雨が降り、雨予報でも晴れたり、前日の夜に急に予報が変わったり・・・いろいろと予定がたてづらいのが難点。
5分くらいですぐに止むスコールも多いので注意が必要です。
とりあえずこんなところで。
他にもいいところや大変なことはあるのですが、長くなってしまうので今回はこれくらいに。
離島での暮らしや仕事は人によって感じ方が違うと思います。
特に大変な部分は慣れてしまうとあまり気にならなくなるので、実は今回上げた内容もあまり気になっていません(笑)。
他のスタッフのブログでも紹介されているように瀬戸内町には素晴らしいところが沢山あります。
当然内地に比べれば不便な部分もありますが、それがどうでもよくなるくらいに楽しい出会いが沢山ありました。
それらは都会の病院で働き続けていては決して出会えないものであり、瀬戸内徳洲会へ来たからこそ得られた宝物だと思っています。
離島生活、離島医療に興味がある方は是非、瀬戸内徳洲会病院へご連絡を。
随時スタッフ募集中です。
瀬戸内徳洲会病院ホームページ:https://www.setouchitokushukai.or.jp/